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樹木の剪定・芝の保存など植栽業務のノウハウ
はじめに
管理組合が管理している庭木、芝生等は生活環境を保持する上で大切な財産であります。しかし、管理組合がしっかりと管理しているところもありますが、枯れ木が放置されていたり、芝が伸び放題になっている場面にもぶつかることがあります。 多くの管理組合では、膨大な経費を掛けて業者に発注しているところもありますが、管理員さんと理事会が協力して、大切に管理している組合もあります。
本日のテーマは、多大な経費を掛けないで管理組合と管理員さんが協力して、樹木などの手入れを行うことが出来ないだろうかという考えから、本日のセミナーに設定しました。
剪定は、樹種によって異なりますが北海道の場合は
※ 針葉樹は6月中旬と9月10月が適期
※ 常緑樹は新芽が出る6月中旬〜7月頃、又土用芽の成長が止まる9〜10月頃も適期
※ 落葉樹は葉が落ちている6月中旬〜7月頃が適期ですが新芽が出揃い樹形が固まった10月に剪定するようにしましょう
※ 花木類の場合は時期を誤ると開花が見られなくなるので、おおむね花の咲き終わった直後に剪定を行うとよいでしょう
刈込は天端は強く、側面は軽く刈る
※ 生垣など角形、玉物などの球形に整姿する作業で、比較的細かい枝を密生させ萌芽力に富む樹種でないと耐えることができません。
※ 針葉樹ではイチイ、キャラボク、サワラ、ヒノキ、カイズカイブキなど広葉樹ではイヌツゲ、カナメモチ、サツキ、マサキなど落葉樹ではドウダンツツジなどが適しています。
※ 刈込時期は新梢の成長が休止している6月中旬〜7月と土用枝の成長が休止している10月頃の年2回が普通です。サツキ、ツツジなどは花が咲き終わった後に年1回の刈込で十分です。
樹木の病気は
| うどんこ病 |
5〜6月 9〜10月 葉の表面に白い粉のようなカビが多数生じひどい場合には枯れる 日照、通風を確保、発病後はDPC等殺菌剤散布 |
| もち病 |
5〜6月 葉がもち状に白くふくれ、のちに黒変して腐敗する。ツバキ類に多い。 病葉を除去焼却、冬に石灰硫黄合剤や銅水和剤等で殺菌予防。 |
| さび病 |
5〜6月 9〜10月 葉の裏表に鉄サビ色の突起状斑点が多数発生、松等の針葉樹に多い。 石灰硫黄合剤や銅水和剤等を散布し殺菌。 |
| すす病 |
4〜9月 カイガラムシ、アブラムシ等の排泄物にカビが繁殖し葉や枝が黒くなる。 風通しを良くし、窒素質肥料にかたよらづず、リン酸、カリ等の肥料を与える。 カイガラムシ、アブラムシ等害虫の駆除をする |
| アブラムシ |
年に何回も発生し、不完全変態を行い繁殖力が強い。新芽、新葉に寄生し樹液を吸収し、アリと共生する。 樹液を吸うので樹勢が弱る。葉を巻いたり、虫こぶを作る。 排泄物にすす病菌が寄生し、すす病になったりウイルス病を取り込む 幼虫の発生初期にマラソン乳剤・MEP剤等の浸透性の殺虫剤を散布。低木等には根元の土壌に浸透性粒剤を施す。 |
| カイガラムシ |
体内から白い粉状のろう質物を分泌し背中を覆うものから、ろう質物の固い貝殻で覆われる頑強なものもある。樹木の枝葉、果実に寄生する。 表皮より樹液を吸い、樹勢を弱らせる。種類によっては排泄物にすす病菌が寄生し、黒いすす状の粉を付け、葉や枝が黒くなる。 ふ化したばかりの幼虫に、MEP剤、NAC剤を散布。 剪定で風通しや日当たりを良くする。冬季に歯ブラシでかき落とす。 |
| アメリカシロヒトリ |
年2回の発生(6月上旬、8月中〜下旬)が普通ですが近年3回発生が見られます。極めて雑食性でいろんな樹木の葉を食い荒らす。 樹上の枝先に糸を張ってスをつくり中に毛虫が群がっています。葉の表皮と葉脈だけを残し2〜3週間で全葉を食い尽くす。 幼虫の時は枝先の巣に集中しているので、巣ごと切り取って焼却する。散らばってしまったらDEP剤、マラソン乳剤を散布する。 |
| マツカレハ |
年に1〜2回8月頃発生し針葉に卵塊を生みつける。ふ化幼虫は食害を始め成長し、体長約7〜pにもなる。9〜10月頃樹皮のすき間や葉束の間などで越冬します。 針葉を食害し多数発生すると新しい枝の樹皮までも食べて枝を枯らす。 秋の被害が見られたらすぐにDEP剤、MEP剤を散布する。越冬時期に樹木の幹にわらをン巻きつけておくと、越冬する幼虫が中に入ってきますので、寒中(2月頃)に取り外し焼却する。 |
| カミキリムシ類 |
年1回4〜5月に成虫が脱出口を作って飛び出し樹木の幹の下の方に産卵する。茎内で卵がかえり幼虫は茎内を深く食害し、次第に下がって株元から土の中に至りさなぎになる。続いて成虫になりそのまま越冬する。 成虫は捕まえて処理する。幼虫の駆除にはDEP剤、マラソン乳剤を穴の中に注入し穴をふさいで窒息させる。 |
冬囲いのいろいろ 冬囲いも樹木によって用途が異なります
リンゴ吊り 幹吊り (ひばり吊り)
円すい型 添付締付(竹1本しぼり) 三(四.五)ツ又しぼり
小しぼり 大しぼり
竹 ば さ み 合 掌 型 棚 囲 い 型
庭木の肥料 植物の生育に必要で土壌中に不足する物として
窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)があげられます。 この3種養分は最も補ってやらなくてはならない 養分であり「肥料の三要素」と呼ばれております。
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窒素 |
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「葉肥」と呼ばれタンパク質や葉緑素をつくり光合成を盛んにします。 欠乏すると葉は黄色くなり過剰に与えすぎると根を傷つけたり花のつきが悪くなります。 |
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リン酸 |
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「実肥」、「花肥」と呼ばれ花や結実を育てます。 欠乏すると開花の遅れや実が小さくなったりするので樹木にとって特に重要です。 |
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カリ |
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「根肥」、「茎肥」とよばれ根の発育を促進し肥料の吸収や体内で養分をつくる手助けをします。また病害虫や暑さ、寒さ、乾燥などに対する 抵抗力も増すといわれています。 欠乏すると葉の先端やまわりが葉焼け的な症状になり茎、根、花も貧弱になります。 |
芝生の手入れと保存
資料 第7回マンション管理員セミナーから マンションの植栽業務(庭木の植栽と剪定)
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