(30) 外構工作物改修工事

修繕周期

・24〜36年

主要部位

・遊具、パーゴラ、ベンチ、自転車置場上屋、柵、掲示板、案内板、サイン

工事概要

・遊具、パーゴラ、自転車置場上屋、柵、掲示板、案内板、サイン等の劣化・損傷箇所の修繕、取替えによる改良工事、及び公園等の改善工事。

・鉄部等塗装は建物鉄部塗装と同時に行うことが一般的です。

改良工事の主な内容・工法等

 外構工作物の改良工事においては、外構工作物のデザイン性や防錆性能をグレードアップすることや、公園・プレイロット・ゴミ置場等を計画的に整備することがポイントとなります。

1.材料やデザインのグレードアップを図る

・遊具、パーゴラ、自転車置場上屋、柵、掲示板、案内板、サイン等の外構工作物を取替える際には、防錆性に優れた材料(溶融亜鉛メッキ製・アルミ製・ステンレス製等)や木材を使用するなど、耐久性やデザイン性を高めます。

・また、掲示板や案内板には照明器具を取り付けることも考えられます。


2.公園・プレイロットの計画的見直しを行う

・公園やプレイロットは、居住者の年齢構成やニーズに応じて計画的に見直しを行います。新たな遊具施設の導入や不要となった遊具の廃止、居住者の高齢化に伴い、児童公園をゲートボール場に変更することなどが考えられます。

・階段室の出入口まわりや広場、プレイロットなどの要所には、ベンチやパーゴラを配置し、会話をしたり、一休みしたりできるような空間を整備することも考えられます。


3.ゴミ置場の整備を行う

・カラスや猫等によるゴミの散乱を防止するため、ゴミ置場の整備を行うことも重要です。ゴミ置場をネット囲みとすることや、上屋を設けることなどが考えられます。

概算コスト

・外構工作物の主な改良工事のコスト(単価)は、概ね次のように想定されます。

項目

工事

工法・仕様等

コスト

木製ベンチ

取替え

木製(L=1.8m)

6〜12万円/1ヶ所

フェンス

取替え

デザインメッシュフェンス(h=1.0m)

8千円〜1.2万円/m


(31) 緑化環境整備工事

修繕周期

・12〜24年

工事概要

・樹木・植栽の再配置。

主要部位

・高木・中木・低木・地被・生垣等

工事概要

・高木・灌木の枝払い、芝生の目地入れ、樹木の生長弊害への対応及び緑化整備等の工事。

改良工事の主な内容・工法等

 建物は長期に維持・管理し修繕・改修を繰り返しても経年劣化するのに対して、新築時には幼木や苗木だった樹木は放っておいても自然に生長を続け、生長しすぎた大樹・大木が障害となる場合があります。例えば、建物に近く植えられた高木が生長しすぎて緑の密度が上がると、下層階(特に1〜3階)の住戸の日照を奪ったり、風通しを悪くしたり、害虫を発生させたり、舗装路盤の裏側で樹根が生長し路盤を持ち上げたりするなどの問題を引き起こします。また、樹木の生長しすぎは、見通しを悪化させ、屋外灯に枝が被さり夜間照明の効果を半減させることなどがあり、防犯上の妨げにもなります。
 このため、樹木・植栽工事では、樹木の生長障害への対策がポイントとなります。また、敷地内の植栽による区画や駐車場の計画的な緑化もポイントとなります。

1.樹木の生長障害を解消するために樹木・植栽の間伐・再配置等を行う

・樹木の生長障害を解消するために、次のような対策があります。

@低木は見通せる高さに切りそろえ、大木は下枝を切り揃えます。

A日照、通風障害となる樹木を間伐、再配置し、適度な空地と樹間距離を確保し、日照のコントロールと通風機能を回復させます。

B緑陰の下のカバープランツを芝生から日影に強い地被植物に変更します。

C虫が付きやすい樹種の生垣を虫の付きにくい樹種に変更します。


2.植栽・生け垣等による空間の計画的な区画等を行う

・住棟間の空地や広場にフジ棚やパーゴラを配置し、広場を仕切るようにし、各広場の空間領域の独立性を高めつつ連続性を確保するなどし、ヒューマンスケールの屋外空間とします。

・また、駐車場と歩道・広場等との間を植栽・生垣等で区画することにより、車の危険のない落ち着いた屋外空間とします。


3.駐車場の緑化を行う

・平面駐車場の駐車部分の床は、一般的にはアスファルト舗装ですが、積極的に緑化を行い、無機的な平面駐車場の景観を改善します。カバープランツを混植した植生ブロック舗装や合成樹脂製保護材敷等に取替えることや、駐車場の周囲に生垣を配置し、十数台ずつ植栽帯で区画したりすることなどが考えられます。

概算コスト

・駐車場の緑化工事のコスト(単価)は、概ね次のように想定されます。

項目

工事

工法・仕様等

コスト

植生ブロック舗装

取替え

厚15p、土・植物等を含む

2〜2.5万円/u


(32) 屋外排水設備改修工事

修繕周期

・24〜36年周期。

主要部位

・敷地内の雨水、汚水排水管路、排水桝等の屋外排水設備

工事概要

・屋外第一桝より公設枡接続までの雨水、汚水排水管路、排水桝等の屋外排水設備の劣化・損傷箇所の修繕及び取替え工事。事故発生状況等を見ながら実施します。

概算コスト

・屋外排水設備の取替え工事のコスト(単価)は、概ね次のように想定されます。

項目

工事

工法・仕様等

コスト

排水管

取替え

硬質塩化ビニル管 200φ

3〜5万円/m

排水枡

取替え

450角 H=600o

1.5〜3万円/1ヶ所



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