「ロードヒーティングの効率的稼働」基本的観点について


マンション管理講座  平成19年11月24日

はじめに

 例年の通り、寒い季節が訪れました。管理組合にとって、大変頭の痛い問題に対処しなければならない季節でもあります。本日のテーマである「ロードヒーティングの灯油代の節減対策」であります。昨年も灯油の高騰が続きましたが、今年はより一層厳しい高騰が続きそうです。情報によれば、現在、普通の価格は80円前後ですが、12月に入り10円程度引き上げられるという、とんでもない情報が出回っています。


 一般の家庭も大変な打撃でありますが、ロードヒーティングの敷設してある管理組合にとっては、一般会計で赤字が発生する要因となることが予想されます。
 昨年度、ロードヒーティングを管理会社の管理にお任せしていた管理組合は、赤字を発生しその穴埋めに管理費を引き上げるという提案が管理会社からありました。
 今年度も、無為無策の管理組合においては、このような現象が必ず生まれることを予測することは容易であります。



何故対策を提起しているのか

 言うまでもなく、第一には経費の節減であります。恐らく、今年は50台程度の駐車場で、4カ月フル稼働したならば300万円以上の支出になると推定されます。
 これから、事例報告がありますが、苦労してあみ出したノウハウを使えば50%に節減されることは間違いありません。


 第二は、環境に配慮した管理組合の運営を目指そうと言うことです。先にも、情報提供しましたが、車の排気ガスよりロードヒーティングの稼働のほうが、環境にとってより深刻という研究結果も発表されています。
 「天気の良い日に、しかも路面上に雪がないのにロードヒーティングを稼働させてカゲロウをたてている管理組合が相当数存在」しています。
 どうしてその様になっているのか、皆さんは想像が付くと思いますが、マンション管理を放棄している状態は明らかです。



節減の基本は稼働をとめること

 本日は、新しいシステムを開発した会社の方がお出でになって、デモンストレーションを行っていただきますが、どの様な方法を用いても、経費節減の方法は機器を止めると言うことに尽きます。ですから、現在、ロードヒーティングを敷設してある管理組合も、改修の時期になれば、敷設を止めて従来のような除雪に切り替えることを真剣に考えている管理組合もあります。

 従って、理事会は勿論、住民の合意が当然必要でしょうが、多少の雪があっても勇気を持って稼働を止めることに挑戦しなければ、経費の節減と環境に配慮した問題解決にはならないことは明瞭です。



   

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